こんにちは、ともまな(@tomomanamusubi)です。
子育てをしていると、どうしても同じ月齢くらいのお子さんと比べることがありますよね。
発語面は1歳2歳って個人差もあって、そんなに気にせずゆったり見守ることも必要ですが、心配な場合や専門家に指摘された場合は療育を検討してみてはいかがでしょうか。
私の娘も2歳4ヶ月現在、発語はほとんどありません。宇宙語のお喋りさんではあるけど、やっと単語が少し出てきたレベル。先日療育センターを受診しました。
療育っていう言葉を出すだけで「障害あるの?」なんて聞かれたりもしますが、みんながそうではなく、検査や聞き取りで遅れが認められれば訓練を受けさせてもらえます。
遅いのはわかってるけど、何か不安で一歩踏み出せない、誰にも相談できない…なんて思っている方に、一足お先に足を踏み入れた話が参考になればとお話します。
目次
発語が遅い2歳児が療育センターを勧められた経緯
娘は34週6日で産まれ、出生時の大きさは普通の34週の子よりも小さい1700g。小さいだけで特に大きな問題もなく体重が増えるのを待って退院しました。
早産だったこともあり病院では定期的に発達を診てもらっていました。その中で娘が療育をすすめられた経緯を時系列にご紹介します。
発達フォローでの様子
1歳になるまでのフォローは、どれくらい大きくなっているか、ミルクは飲んでいるか、離乳食はどれくらい食べるか。首が座ったか、寝返りができるかなどの運動面を気にされていました。
大きさはなかなか追いつきませんが、予定日から考えると6週間ほど修正して考えます。運動面は大丈夫だと言われ、私も少しずつ成長できてるなら問題ないと思っていました。
1歳を過ぎた頃、病院に行くたびに主治医は「ことば出ました?」と聞いてきます。喃語は出てお喋りさんであることは間違いなく、よく笑う明るいおてんば娘です。でも、ことば出てきません。
先生も「お母さん心配ですよね」といろいろ話を聞いてくれていました。そんな中の福岡への移住。主治医には福岡でのかかりつけに見せれるよう紹介状を書いてもらいました。
このままフォローを終えるという選択肢もありましたが、主治医が転勤などにならない限りは帰省時に予約をとって診てもらうことにしました。
1歳半健診では様子見
福岡に移住するタイミングは1歳半健診のタイミングでした。広島での案内が来ていて、そのまま無視して引っ越してしまったため後から電話がかかってきましたが…苦笑
福岡では転入届を出した足で保健所に行き、1歳半健診受けてないことを伝えると、そのまま次の健診の案内を出してもらえました。
慣れない中1歳半健診に臨んだわけですが、歯科健診も泣かずに終われて、保健師さんとの面談。福岡市は積み木とかはなかったのですが、指差しは出されました。
もちろんできません。発語がないことも伝えましたが、早産児だし他に目立つ点もなかったために様子見に。
3ヶ月後に保健師さんから電話があるって言われて待っていましたが、これはかかってこなくて2歳を過ぎた頃にお電話がありました。その時にはもう療育の予約を取っていたので、改めて保健所に出向くことはなかったです。
ここで療育を考えてない状態だったら、保健所でやっている保健師さんや心理士さんとの面談や親子教室などをすすめられていたかな。
2歳直後の発達フォローで決断
2歳になった直後にお盆休みで帰省をしたので、半年ぶりに主治医に診てもらいました。
体は少し大きくなっていたし、階段の上り下りやその場でジャンプするくらいはできるようになっていて身体的な成長はしていました。喃語は宇宙語で長く喋るように。
やっぱり主治医が見てもことばや精神面がついてきていないと。運動面とのギャップがひどくなればなるほど、本人が苦しくなる可能性もある。
「親が頑張ってやって無理でも、他者がはたらきかけることで覚醒できるかもしれないし、幼稚園とか集団に入る練習も兼ねて療育は効果的だと思うから」と言われました。
実は福岡に引っ越してすぐに風邪を引いて近所の小児科に行って紹介状を見せた時、「体調不良は診るけど発達とかは大学病院か療育センターに行ったら?」と言われていました。初対面の医師に言われるとなかなかその気にはなれなかったんです。
でも産まれた瞬間から診てくれた恩人でもある主治医から療育という言葉が出た時、先生が言うなら覚悟を決めようと思いました。
発語が遅い2歳児が療育センターを受診するまでの流れ
私たちが療育に行こう!と思っても、すぐに行くことはできません。私はとりあえず、福岡に帰ってお盆が終わったタイミングで住んでいる地域の管轄の療育センターに電話をしました。
まずそこで電話で詳しく聞き取りが行われます。私は「早産、低出生体重児だった2歳で発語がなく、フォローをしてもらってる先生から療育を勧められた」ということを伝えました。
聞きとりの段階でまだ療育相当ではなさそうと判断されると、電話相談のみで終わる可能性もあります。
私の場合は医師から勧められたということや、福岡に来る時にもらった詳しい紹介状もあることを伝えると、それなら予約をお取りしますとなりました。が、お盆明けに予約をしても初診は11月末でした。3ヶ月待ちです。
日にちと、時間、持ってくるものを指定されて当日お越しくださいと電話は終わりました。
地域にもよるのですが、私のママ友も最近予約を取ったらしく4ヶ月後とかだったらしいです。地域によってもバラつきはあるようですが、大体どこも3ヶ月は待つんじゃないかと主治医も言ってました。
初診までの3ヶ月に何かのはずみでめっちゃ喋った!大丈夫!とかになったらキャンセルしても良いとのことでしたが、まぁそんな奇跡は起こらず…でも直前で少しだけ単語が出始めたという感じで初診日を迎えます。
療育センターの初診ではどんなことをするの?
初めてだと馴染みもないし療育センター自体がどんなところなのか、何をするのかわからないですよね。あくまで私が経験したのは福岡での話なので、福岡市はたぶん基本はどこのセンターも同じかなと思います。
地域によってはいろいろ違うこともあるとは思うので参考にしてもらえたら嬉しいです。
私の今回の初診は、心理士さんが行う発達検査、検査結果に基づく小児科医からのヒアリングと療育を受けるべき遅れなのかどうかの宣告。所要時間は2時間ちょっとです。
他にもたくさんいるんだろうかと想像していましたが、同じ時間帯に何人もという感じではなく、終わった頃に誰か待っているというゆったりさです。
ひとりひとりを丁寧に見てくれるっていうことですね。これなら3ヶ月待ちも仕方ないのか…と思いました。
持ち物は、保険証、乳幼児医療証、紹介状などです。
心理士による発達検査
心理士さんと、娘、私たち両親の4人で個室に入りました。娘も最初は何をされるのかわからず涙を浮かべましたが、心理士さんはやっぱりプロですし、検査自体も知育おもちゃ的なものを使うのですぐに機嫌が良くなりました。
私たちは見守るだけで、娘に口出しはできません。時折、心理士さんから親へのヒアリングが入ります。普段の様子を聞かれる感じです。
- 型はめ
- 指差し
- 積み木
- ペンを持たせて書くか
- コップ3つ並べて隠された人形を当てる
- ボールが投げれるか
- 階段が登れるか
- ジャンプで降りれるか
遊びながらの検査ではありますが、娘はこれをしましょうと促してからやってくれるまでに時間がかかります。自分の興味が優先なので、やり終わったら気になるところに向かってしまいます。
階段も家のは素早く登れるのに少し戸惑ってましたし、ジャンプも試みたら着地に失敗しました。
型はめも、心理士さんがお手本を見せたらできる程度、指差しは相変わらずしません。指をさす行為はできるんだけど、自分が興味があるものを指差すっていう時に使ってるだけ。こちらが「わんわんどこ?」って聞いても知らんぷり。
小児科医の診察
お医者さんは頑張るけど苦手な娘。聴診器までは頑張れるんだけど、喉を見られるのが嫌で泣いてしまいます。結局それ終わったらおもちゃで遊んで、親と小児科医の面談に。
先生は5分も見てないのに、コミュニケーションが取りづらいのかなと口にされました。コミュニケーションが取れないと思ったことはないのですが。親だからなんでしょうね。
自分ができることはするけど、やって欲しいことはまだなかなか難しいと。まぁ通じることと通じないことは確かにあります。
その後も、自閉症の傾向を探るような質問が続きました。嘘はついてないんですけど、いや…いや…それはできますけど…みたいに答えていたら、うーん…となんともいえない空気を出されてしまいました。
しかし、発達検査の結果は運動が2歳0ヶ月相当、認知が1歳7ヶ月相当、発語が1歳0ヶ月相当とすべての項目で遅れていました。
ちなみに今、娘が言える意味が合っている単語はこれくらい
- ママ
- パパ
- まんま
- バイバイ
- レッド
- イエロー
- ブルー
- いや
少ないですよねぇ…単語が少し出て、宇宙語バンバン喋ってるのが1歳0ヶ月というのは驚愕でした。みんなヨチヨチ歩きの頃からそんな喋ってたの?
スコアが70を切ると完璧遅れてることになるのですが、認知がギリギリ切ってしまい、発語にいたっては足らなさすぎ。運動で頑張って引き上げても平均したら70を切ってしまいました。
このスコアであれば療育対象です。療育を受ければ必ず伸びてきますが、定型の子は更に伸びていくのでなかなかすぐに同じようになることはないですと。
まぁもうお願いするしかないですよね。
ケースワーカーと今後の流れを相談
最後にケースワーカーさんから療育グループや内容の説明と、どれにしましょうかみたいなヒアリングがあります。場合によっては後日になることも。
私たちがお世話になることになった療育センターでは月2回の外来療育グループと、週2回の通園グループがあるようです。
外来療育は支援事業らしく、特に手続きもなくおやつ代を年500円払うのみで無料で受けることができます。
通園グループは行政に「障がい者受給者証」を発行してもらい、送迎付きの給食ありの幼稚園みたいな感じが所得に応じてにはなりますが1割負担でできるそうです。ぶっちゃけかなり安いなって思いました。
本来なら幼稚園に入るまでの1年間を通園させてもらうのが良かったのですが、私は5月に2人目の予定日を控えており、週2の親子通園は現実的には無理です。ケースワーカーさんにも止められました笑
同じように下の子が小さいとか、両親共働きだったり、受給者証を取得することに抵抗のある方が月2回の方を選ばれているようです。
落ち着いてからでも良いですよとは言われましたが、なるべく早く受けさせてあげたいですよね。月2の療育は午前中だけなので、旦那が半休取って連れて行くって意気込んでおります。
外来療育は5月から2月のカリキュラムらしく、次の5月から参加することになりました。それまで少しは成長してると良いんだけど。
発語や発達に悩んだら医療機関や療育センターに相談してみよう
今回は2歳で発語のない女が療育センターを勧められて受診するまでのお話をしました。
発語の遅い子って結構いるんですよね。個性だからとか、男の子は遅いって言うしとか、いつかは喋るよとか、周りに慰められると、じゃぁいっかーなんて飲み込んじゃうことも。
ただ、行政で子育てや療育に携わった事のある人と話したりすると、遅いと思ったら早めに行動して欲しいと言われます。実際、なかなか動かずにうちは大丈夫です!って断り続けて後から困ってしまう事例も多いらしく…
私も保健師さんから電話がかかってきた時に、自分で療育センターに予約取りましたって言ったら驚かれた後でめちゃくちゃ褒められました。お母さん素晴らしいですと。
2歳で単語数個レベルでは、検査上発語面は1年以上遅れていると出てしまいます。
私も早く動いた方だと言われますが、もう少し早くても良かったかも…とすら思うくらいです。
我が子の現状を知って、受け入れてあげることで親としてもモヤモヤが晴れますし、療育を受けさせながら見守っていくつもりです。
相談から療育開始まではどうしても長い時間がかかります。どうしよう…って思うくらいなら、まずはかかりつけのお医者さん、保健師さん、療育センターに話を聞いてもらうことを経験者としておすすめします。
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