こんにちは、ともまな(@tomomanamusubi)です。
かかりつけの内科に紹介状を書いてもらって予約が取れたのは10日後くらいでした。
もちろん大きな病院なので平日のみ…仕事は休むしかありません。
その間にもつわりは続き…とはいえ、私のつわりは吐きそうで吐かない「オエオエ」つわり。これが産むまで続きました。
つわりや流産の心配だけでなく、謎の症状に悩まされて前途多難だった妊娠初期のお話。
妊娠初期ってどんなことが起こるの?って人のお役に立つ…とはいえ、これは稀なケースなので、こいつやべぇ…くらいのノリで読んでくださいね笑
目次
大きな病院への転院、シンプルだけど安心感は抜群
私が紹介状を書いてもらったのは、いわゆる教授とかいるような病院。
ここには10代のころから他の科でお世話になっていたので私の病歴が全てカルテにまとまっています。
もし帝王切開になったとしても、以前の手術の情報も残っているし少し話せばお医者さんは過去のカルテを見てなるほど…と言ってくれる、安心感が違いますよね。
紹介状見ながらの聞きとり、超音波で胎児の様子を確認し2週間後に予定日を確定するということで初診は終わります。
診察後の料金にビックリ
妊婦になって初めての大病院、料金にビクビクして自動精算機に向かうと、出てきたお値段がまさかの千円でお釣りが!
ここの病院では…という感じだと思うのですが、母子手帳をもらって妊婦健診が始まるまでは保険診療でした。なんということでしょう…思わず感動…笑
予定日も確定
2週間後の診察で、予定日は2017年8月30日に確定しました。
ちょうど以前流産した9週を迎えたところで私も一安心。
母子手帳の発行してもらう証明書と、妊婦健診の概要説明を受けました。
何回目の妊婦健診はどんな検査があって、助成券を使うと持ち出し料金はこれくらいって全部表になっていたので、毎回持っていくお金の目処が立つのはありがたかったです。
保健センターへ母子手帳をもらいに
病院から保健センターまでは歩いて行ける距離。別日に仕事休むのも悪いなと思って、その足でもらいに行きました。
紙出したらホイってもらえると思ってたけど、面談があるんですね…笑
母子手帳の使い方を教えてもらって、家族構成とか、親は近くにいるのかとか、不安なことはないかとか聞きとりがありました。
診察の翌日、脳梗塞のような症状で病院へ
その翌日、事件が起きます。
朝起きると、頭痛と体の痛みがすごくてとてもじゃないけど動けません。
職場までは歩いて30分以上、最初はつわりが酷い日なんだなと思ってお休みしました。
父親が医療従事者なので、何かおかしいと電話をし、とりあえず実家で休んどけと言われたので旦那が仕事前に実家に送ってくれました。
寝ていたのですが症状は治まらず、左半身が痺れてきたのでさすがにおかしい。
母親に連れられて紹介状を書いてくれた内科に行きます。
内科から電話をかけてもらいタクシーで
先生は喋れるしかろうじて歩けるけど、頭痛、痺れなど症状のいくつかが脳梗塞に似てるからと言って、その場で産科と同じ病院の脳神経内科に電話をして受け入れをお願いしてくれました。
すぐに紹介状を書いてくれてそのままタクシーで向かいます。
診察からのCTとMRI検査
頭痛というよりも、どんどん身体の痺れと痛みが強くなっていました。
病院について脳神経内科の診察を受けたのですが、その時点では顔にまで麻痺が出ていました。
CTやMRIを受けるのは妊娠14週あたりからが良いそうなのですが、そんなことは言ってられないとのことで検査に回されました。
高血圧と長く付き合ってきたし少しくらいヤバい所があるのかと思いきや結果は何と…脳みそメッチャきれい…笑
シワひとつないキレイさだったわ…笑
いや、シワはないとダメじゃろ…
結局異常は見つからず帰らされました。
せめて痛み止めの薬とか…って頼んだんですが、同じ病院なのにも関わらず産科に確認もせずに妊婦には薬出せませんって言われて絶望。
翌朝我慢ができなくなり産科病棟へ
何かあったらすぐ動けるようにその日は実家に泊まりました。
薬も飲めずに痛みに耐えてましたが、夜も眠れず唸っていたので父親が朝4時頃に産科病棟に電話をして事情を話して受診させてもらいました。
すぐに胎児が生きているか確認してもらいました。
ダメになってるかもなーって覚悟していたら、小さい身体で元気に動き回って手を振ってくれてるような動作を見せてくれました。
この時、この子は最後まで頑張れるなと確信しました。
検査入院から管理入院へ
結局そのまま入院になりました。
当直の先生に、昼間に脳神経内科が痛み止め出してくれなかったと訴えると、絶句されました。使えるのあるのに…とすぐカロナールという鎮痛剤を処方してくれました。
明け方、外来で診てくれていた先生とは違う女医さんが担当になったと挨拶に来られました。
予定としては脳神経内科と連携して1週間くらいの検査入院になったので、会社にしばらく行けないと連絡。
血圧も上が170を叩き出すなかなかヤバい状況だったので、薬を調節しながら管理されることになりました。
脳神経内科の先生に匙を投げられる
数日間に渡って一通りの検査をした後、脳神経内科には何も異常はなかったのでこれで終わりますと告げられました。
鎮痛剤を飲み、そして時間の経過もあって少しずつ痛みから軽い痺れ程度に変わっていきましたが1週間以上は続きました。
高血圧が安定するまで帰れないと言われる
痺れも良くなってきたし、そろそろ帰りたいところ。しかし、血圧が安定するまでは帰れないと言われます。
入院中に循環器内科の受付から予約日が決まりましたと電話が入り、いや、今病棟に入院してます…って言ったら驚かれて、すぐに担当医が病室まで訪ねてきてくれました。
栄養指導、お試し外泊を経て退院へ
入院して3週間くらい経った頃、やっと1日家に帰って血圧が変わらないか試しておいでと言われます。
その頃には痺れもほぼなくなっていて、教授回診で教授に暇そうだねって言われるくらいでした。
朝の血圧が高いとお試しすら帰らせてもらえず1度は先生の前で泣いてしまいましたが、いざOKが出て帰ると家のほうがリラックスできるのは当たり前。
退院前には病院の管理栄養士さんと面談をさせられ、家でも血圧を気にした食生活をと指導も受けました。
無理をしないこと、1日3回血圧を記録すること、もう少し家で安静にすることを条件にやっと退院です。
限度額認定証って大事
予定外の入院だとどうしても費用が痛いですよね。一度払ってから還元される高額療養費制度などもありますが、始めから払う額が少なくなる限度額認定証をおすすめします。
妊娠中は保険適用外だし…と思われるかもですが、重度悪阻、切迫流産、切迫早産、妊娠高血圧症候群、帝王切開と診断されると健康保険が適用されます。
なので退院時の請求額は、収入に応じた限度額の治療費に、食事代、望んで個室に入られた人は個室代などをプラスした額になります。
こちらは今度詳しく記事にする予定。
高血圧合併妊娠は傷病手当が適用された
仕事を1ヶ月以上休んでしまい、有給休暇も30日以上は残っていなかったわけで…。
普通のつわりで休んだ…では傷病手当金は出ないから診断書出してみて向こうの判断かも…なんて経理に言われてヒヤヒヤでしたが、高血圧合併妊娠で診断書を提出したらすんなり支給されました。
妊娠初期の高血圧管理があったからこそ無事だった
謎の症状と思った以上の高血圧に悩まされた妊娠初期でした。
痺れは本当に意味がわからなかったですが、この不調で入院してなかったら、血圧の管理をするのが遅くなって、娘どころか自分自身が危なくなっていたかもしれません。
この3週間は家族、いろんな科の先生、病棟の助産師さんが居たからこそ乗り越えられたものです。
しかし、この時点で妊娠4ヶ月…まだまだ先は長いのでした。
CHOCOA