こんにちは、ともまな(@tomomanamusubi)です。
32週で入院して1週間、腸炎の治療も進み頸管長も元に戻ったので張り止めを中止。点滴を抜いた後はさすがに張りましたがすぐに問題ないレベルになりました。
33週を迎え、腸炎も落ち着いたので1回退院しても良いかなーという話も。
何せ出産準備も完璧ではなく、なんなら美容院も行きたい…このままじゃ癖毛が酷すぎて産後の記念写真が酷いことに…
しかし私の妊娠生活は着実に終わりに向かって進み始めていました。
妊娠高血圧症候群になっている方、前兆が見え隠れしている方、私と同じようにはじめから血圧が高めで妊娠してしまった方への参考になれば嬉しいです。
目次
妊娠高血圧症候群の魔の手がそこに
私は高血圧合併妊娠で33週まで頑張ってきました。
降圧剤を飲めば130-140/80-90くらいで安定していたこと、尿タンパクは+になっていないこともあり、妊娠高血圧症候群にはなっていないという判断でした。
でももう時間の問題だったようです。
大部屋に移動、37週まで頑張ろう
腸炎の炎症数値も下がったことから、個室にいる必要性はなくなりました。
シャワーもトイレもあるから快適だったんですけどねぇ笑
でも最低でも37週までは入院になる可能性が高い中、差額なんて払えないのでおとなしく大部屋に移ります。
検査して数値が良ければ1回帰れるかもだけど期待はしないでとのこと。
ちょうど7月、助産師さん達も順番に夏休みを取る時期。腸炎の時期に今から夏休みじゃけんまたねーって話して、1週間後に私がおかえりーって言う羽目になりました笑
降圧剤の効きが悪くなる
入院を機に、アルドメットと一緒にアダラートという降圧剤も使い始めました。
20週以降から使える薬となっていますが、私はアルドメットでコントロールができていた33週くらいまでは使いませんでした。
高血圧の妊婦さんは、他症状の妊婦さんの定期的な血圧測定以外にも頻繁に血圧を測りに助産師さんがやってきます。
大部屋に変わって急に140/90を超えるようになり、何度測ってもどれだけ深呼吸しても、ここから下がることはなくなりました。
私も理解はしているので、助産師さんや先生とそろそろヤバそうだねぇ…と話していました。
蓄尿検査
この頃から、毎朝のように尿検査が行われていました。
血圧は上がっているものの、尿タンパクは問題なく、症状のひとつでもある浮腫みも見受けられません。
純粋に血圧だけ上がっているのだろうか…とも思いましたが、24時間蓄尿検査を命じられました。
同じ部屋の人と共同で使うトイレに蓋付きバケツを設置され、今から24時間とにかくこのバケツの中に尿を入れなさいというもの。
24時間後、遂に出たわ尿タンパク…先生の一般的な簡易検査で出ないだけなんじゃないかっていう読みは見事に当たっておりました。
退院中止、外出なら認めてもらえそう
33週6日、妊娠高血圧症候群への移行を診断され、出産まで入院が決定しました。
旦那への説明は翌日の夜に面談が設定されました。
外出とかはできると言われていたので、旦那に映画行こうーって誘っていました。
ちょうどその金曜から公開だったんですよ…実写版銀魂…笑
妊娠34週、妊娠高血圧症候群発覚直後の回診で
翌日遂に34週を迎えます。
たまたま週に1度の教授回診日、昼から母親が面会に来ていました。
このまま産むまで入院だわぁ…と愚痴ったり、腸炎と病院食のおかげで増えた体重が一気減って結局1kgも増えていない状態になったことをのんきに話していました。
回診前に主治医から突然の宣告
回診予定の1時間前くらいだったか、主治医が部屋に訪ねてきます。
「さっき病棟のカンファレンスがあってね…今日で34週でしょ、34週だと身体の機能は全部完成される時期だから産まれても大丈夫なんです。だからもうお産にしましょうって。小児科とNICUからも受け入れOK出たから」
いやいやいやいや…昨日と言ってることちゃうやん、銀魂がぁ…
なんて心がざわつきつつ、平然を装ってわかったーなんて答えちゃった私。
回診で病棟部長からの温かいお言葉
その後回診で部屋にぞろぞろお医者さん、看護師長さん等々が入ってこられまして…たまたまその日は教授がいなくて病棟部長回診だったんですけど。
この方本当に優しい人で…
「初期に入院した時から心配しとったのに更に腸炎までなってずっと気になっとったんよ。もう大丈夫よく頑張ったね、あとは僕らに任せて。元気な赤ちゃん産もう。」
と声をかけていただきました。
この後、このまま誘発分娩を開始する流れになるとのことでまた個室に移動しました。
大部屋、2日くらいしかおらんかったけど笑
説明と同意書を交わしお産開始
あと数週間入院ですよと説明を受けるはずだった旦那も、まさかいきなり誘発分娩の説明と同意書を書くことになるとは…という感じでした。
加重型妊娠高血圧腎症という病名で、臨月まで待つと母体が危ない。治療法は妊娠の終了であること。胎児発育遅延も起きていて、このまま臨月まで待っても2500gとかになることはなく外に出したほうが育つこと。
などを説明された上で、初期からの食事管理、血圧管理、体重管理、すべて良くできていたからこの週まで耐えることできたと褒めていただき、これは前向きな誘発分娩であることを念押しされました。
びっくりしたのは勝手に高血圧だったら帝王切開になると思い込んでいたのですが、最初は自然分娩を目指すと言われたこと。
ただいつ緊急帝王切開になっても良いよう、誘発分娩の同意書に加え、手術の同意書、術前検査、麻酔科受診なども先に行うことを聞きます。
そして早速その日の夜から子宮口を広げるスポンジが入れられるのでした。
妊娠高血圧症候群に変化するまでが勝負
妊娠高血圧症候群により怒涛の数日間で出産が決まった話をしました。
高血圧合併妊娠であること自体がもちろんハイリスクではあります。
でもそれだけならコントロールができていて、ちゃんと胎児が順調に成長していればもう少しお腹の中にいることができたはずです。
それほど妊娠高血圧症候群は母子ともに危険な状態が迫りつつあるサインなんだと思い知らされました。
私は入院をしていたからこそ、絶妙なタイミングで出産まで管理してもらえたんだと思います。
もし気づくのが遅くて他の合併症になっていたら今ここにいない可能性もあると思うと感謝しかありません。
これで妊娠レポは一区切り、これからの6日間にわたる長い戦いだった出産レポも読んでいただけると嬉しいです!