ともまなむすび
福岡在住の広島人がつづる雑記ブログ
子育て

【経験談】稽留流産で手術をした初めての妊娠

こんにちは、ともまな(@tomomanamusubi)です。

私には2017年生まれの娘がいますが、彼女を妊娠する半年前に最初の子を流産しています。

当時は何で自分がこんなことに…と思ったりもしたけど、時間が経つと見えてくるものもあります。

一種の体験談として、流産を心配してしまう妊婦さんや、実際私と同じように経験されている方の参考になれば幸いです。

辛気臭く書く気はないので、気軽にお読みください!

稽留流産と診断され子宮内除去手術に

私が稽留流産と診断されたのは推定9週目。どのような流れだったかをご紹介します。

初めての妊娠

初めての妊娠がわかったのは2016年の4月。年内には籍を入れようと先に2人で住むアパートを契約して旦那に住んでもらい、両家への正式な挨拶もこれからという時で、少し早まったなーという感じでした。

初めて陽性反応が出たことで、早めに病院に…と思って飛び込んだのはお産施設はないクリニックをされていたおじいちゃん先生のところ。予約なしでも診てもらえるので選びました。

生理不順だった私は初診ではまだ早すぎるレベルで何週かもわからないと言われ、数日後か遅くても1週間後くらいにはまた来なさいと帰されました。超音波は保険が効かないんですーと初回からガッツリお金が飛んでいきます

稽留流産の宣告

何回か診察に行き、週数やなんとなくの予定日が決まりました。まだ母子手帳を取りに行けとも言われず2週間ぶりに9週で診察を受けた時、胎児の心拍が見えなくなっていると言われました。

つわりも継続中、出血も痛みも何もなく、胎児だけお腹のなかで心拍が止まってしまっている「稽留流産」でした。2日後にもう1度診てもらい、早く出したほうが良いと言われたのでラミセルというスポンジを入れられ翌朝の手術に臨みます。

ショックだったけど、確定してしまうとどうしようもない気持ちに。翌日の手術にそなえて同伴してもらっていた実母と帰りに行った焼肉ランチはめっちゃ美味しかったです。

手術当日

子宮内除去手術は全身麻酔ですと言われ、え、ここで全麻できるの?と思いながら同意書を書きました。全身麻酔は4回ほど経験があるので恐いとか思わず、わからないまま終わるなら良いじゃんくらいの気持ち。

しかーし!麻酔しますねーって言われたけど今までの全身麻酔とは明らかに違う。眠くならないし、ガッツリ意識があるまま処置が進んでいきます。時間もかからずあっという間に終わっていました。

麻酔がかかってなかったらもう少し痛みもあったんでしょうが、それにしても寝るほど麻酔がかかってなかった割にはめちゃくちゃ気分が悪くなってしまって直後に嘔吐。

終わった後に動けるようになるまで看護師さんと話しながら「全然意識あったんですけど…」と聞いたら、「まぁ全身麻酔じゃないからー」って言われました。

いや、私全身麻酔って説明受けて同意書書いたけどw

1時間くらいしたらベッドに移動して少し寝てねって感じでした。その日は午前しか診察がなく、先生がガラっとカーテン開けて「僕帰るから!動けるようになったら帰ってねお疲れ!」って先に帰る始末。

呆れ返ってしまい私も帰りました。半日で終わって帰れるとは…ちなみに費用は保険適用で2万円ほど。

初めての妊娠・流産で疑問に感じたこと

先生は9週で心拍が止まったことを不思議がっていましたが、確率的には12週までに15%は流産するらしいです。15%って結構多い。

前にママ数人で話していた時に、私が流産したことあるんよねーって話すと、その場にいた全員が流産経験者だったことも。

そして初期流産は染色体異常で母体の責任ではないとは言われていますが、やっぱりあれをしておけば…などと反省をする点も出てきます。

  • 葉酸とか全然取ってなかった
  • 仕事は休んだりもしたけど無理して出勤した日もあった
  • 籍を入れる前で親に言い出すタイミングなどでストレスを抱えた

手術を終えた時に病院選びを完璧にミスったなと感じ、経過観察まではお世話になりましたが2度と行かないと決めました。これは再度娘を妊娠した時に新しく行った病院での対応で確信に変わりました。

病院に対して感じたこと
  • まぁまぁキツい降圧剤を飲んでいて、伝えた上で推奨される薬に変える指示がなかった
  • 高血圧持ちはハイリスク妊娠で早々に総合病院への転院を勧められるはずなのに話すらなかった
  • 初期にしては診察の回数が多かった
  • 全身麻酔って言ったじゃん嘘つき…笑

稽留流産から3年越しの水子供養を経て

流産の手術をしたのが2016年6月、そのまま11月に結婚し、流産した子が産まれてくるはずだった2017年1月に2度目の妊娠がわかりました。流産せずにそのまま産まれていれば、娘を産むことはなかったことに。

流産したことは決して無駄なことではないはずです。私たち夫婦は乗り越えて今があります。

流産した子に関してはきちんとした水子供養をしておらず、直後にショッピングモールで見つけたガラスでできた親子の金魚の置物を買って手を合わせてきました。

福岡に引っ越してきて、引っ越しの荷物から出せてなかったその金魚を9月頃久しぶりに出しました。

同じ時期に家族で南蔵院というお寺に遊びに行きました。大きな大仏を目当てにいったのですが、大仏以外にもたくさんのお参りする場所があって、立派な水子供養の像もありました。

旦那がきちんと供養してなかったからとその像にお線香を上げてみんなで手を合わせました。その時、1匹の鳩が私たちのところに降りてきてジーッと見つめてきました。挨拶にでも来てくれたのかなーなんて笑ってたのですが…

そこからどんどん体調が悪くなり、10月に入りまさかの第2子妊娠が発覚しました。南蔵院おそるべし…2020年春、家族が増える予定です。

【ベルタ葉酸マカプラス】

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